5月6日、また不整脈が起こる。私にとっては軽い痛みにすぎないのだが、医療スタッフの間には緊迫した空気。どうにも今にリアリティを持てない…
頭痛はずいぶん軽くなっていた。CTの結果でも、右前頭葉・左小脳の出血は共に止まっていた。この頃になってようやく思考もはっきりしてきた。思えば数日前には呂律が回らない、記憶に不安があるなどし、後遺症を恐れたことだった。この先の不安が少しだけ解消した…
5月7日、心臓カテーテル検査。手首から直径2mmのカメラを入れての検査は、かなりつらかった。
5月8日、心臓カテーテル手術。脚の付け根から直径4mmのカメラなどを入れて行った。前日の検査で心臓の主要な血管の一部が酷く細くなっていることがわかり、そこに金属を入れて膨らませ正常な直径を確保した(=ステント)。術後集中治療室へ。数時間して個室に戻る。翌日まで脚部分は固定され、ために腰痛に苦しみほとんど眠れなかった。(続)